27日の出来事とお願い

【シーズー遺棄】

平成29年8月27日、保護犬カフェ寺田町店の前にシーズーと思われる犬が紐で繋がれた状態で遺棄されていました。

10時過ぎに発見し保護しましたが、それまでの間、真夏の直射日光にさらされていました。

歯を見るととてもきれいなので、おそらく若い子だと思われますが、皮膚の状態がとても悪いうえに、毛玉で固まっていました。

近くには「この子を助けてあげて」とだけ書かれた紙が置いてありました。

私達はいろんな境遇の子達を保護し、里親様を探す活動をしています。

ただ、このように遺棄をされてしまうと、所有権の問題もあり警察に通報するしかなく、その後も警察の指示に従わなければなりません。

今回の警察から求められた対応は

『元の飼い主が名乗りでてくる可能性がありその場合は返還しなければならないので3か月間は里親探しができない』

という事になり、もしその条件で保護できないなら、翌日に保健所に連れて行くことになるというものでした。

当団体では譲渡を目的として保護しているので、譲渡できない子を3か月お世話することは本来できません。

しかし今回に限りこの子に関しましては当団体でお受けすることに決め、翌日(28日)に改めて警察と保健所に相談した結果、すぐに治療と里親探しをしても大丈夫ということになりました。

【動物愛護法の効力】

相談内容の経緯ですが、詳細は割愛しますが警察の会計課によると、今回のケースは書置きがあり、ほぼほぼ捨てられたと判断できるので拾得物(落とし物)には当たらず、会計課の範疇ではないとの事でした。

保健所に相談すると、拾得物ではないという事でしたら、遺棄にあたるはずなので、警察の生活安全課に問い合わせてみてはというアドバイスをいただけたので、生活安全課に問い合わせました。

その結果、今回のケースでは、遺棄にも虐待にも該当しないので、生活安全課の範疇ではなく、保健所に相談してもらうしかないとのことでした。

そのご回答に疑問があったので、なぜ今回のケースが遺棄にも虐待にも該当しないのか確認すると「この子を助けてあげて」という書置きがあり、引き続き飼育してほしい旨を伝えているので、遺棄には該当しないというお答えでした。

その後色々とお話しさせていただき、納得できない部分はありましたが、そのお話しの中で今回の状況であればラブファイブが所有者になり、里親探しをしてもらっても問題ないということになりました。

動物愛護法によると、遺棄にも虐待にも該当するのではないかと思いますが、今はこの子の命を優先したいと思います。

現実問題として、今回のケースでは遺棄した人の特定は難しく、捜査も困難だと思われるので、そこを追及するつもりはありません。

しかし、今回 のケースが罪に問われないということでしたら、動物愛護法は遺棄や虐待の抑止にはならないのかもしれません。

犬猫や他の動物にとって、この法律がうまく機能するように願うばかりです。

【遺棄で救われる命はほぼありません】

今後同じようなことがあれば、もう当団体でお預かりすることができません。

上記のように、所有権の問題があり警察の指示によっては治療も里親様探しも出来ないことになる可能性があるからです。

もし遺棄されてしまうと警察に連絡し、保健所に連れて行ってもらうことになります。

その後その子を当団体で保護できるのか、他団体様に保護されるのか、里親様が見つかるのか、殺処分されてしまうのかはわかりません。

保護活動をしている団体として、犬猫の命が危険にさらされることはとても心苦しく、支援していただいている方や、愛護精神をもっている方から批判もされてしまうかもしれません。

しかし、この子は幸いにも治療及び譲渡してもいいという事になりましたが、今後同じように遺棄された子が10頭20頭となった場合やその子達が譲渡できない状態となった場合、当団体の活動も難しくなり、崩壊してしまいます。

今保護している子達のためにも、それだけは避けなければなりません。

絶対に遺棄だけはしないでください。

当団体でそのまま保護できないばかりか、真夏であれば熱中症になる恐れもあり、交通事故の可能性もあります。

犬猫を飼っている方にお願いです。

なにがあってもその子を最後まで可愛がってあげてください。

可愛がりたいけど、なにかの事情でどうしても飼育していくことが困難になる場合もあるかもしれません。

その場合は、死ぬ気で引き続き飼育してもらえる方を探す努力をしてください。

絶対に遺棄や、殺処分をするという選択をしないでください。

それが飼い主としての最低限の責任です。

その責任を果たしたうえで、どうにもならなかった場合は、当団体にご相談ください。

必ず保護できるというお約束はできませんが、可能な限りご協力致します。

命という事を真剣に考えいただければ幸いです。

【いのり君の今後】

シーズー君は病院へ行ってくださったボランティア様より『いのり』君と名付けて頂きました。

今後は当団体で皮膚や目の治療をしながら、譲渡出来るようになるまでお世話致します。

 

ボランティアのお申し出や応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。

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