【飼育放棄】狂暴だった子。でも本当に人が好きなんだね。

飼育放棄ならまだいいのかもしれません。

このゴールデンは、
あるショップの前に繋がれたまま、二度と飼主は現れませんでした。

保護時のこの子は、現状を理解するのでさえ困難だったのに違い無いと思います。
飼主が帰ってくるのを無邪気に何時間、何日でも待っていたでしょう。

私どもでの保護でさえこの子にとって、単なる「敵」だと感じた事でしょう。

唸り、吠え、歯を剥き出し、噛付く、精一杯の抵抗。当然の行動でしょう。

行政ではあまりの攻撃性で、譲渡適正でない場合は処分対象になる場合もあります。

どのような基準で譲渡適正を決めるのかは大変困難な決断だと思います。

人に対して攻撃性しかなかったこの仔も、もともとは人の事が大好きだったに違いないと。

そう思わせてならない回復ぶりです。
映像で比較すればよく分かります。

人によって、生まされてきて
人によって、飼われて
人によって、躾られて
人によって、捨てられて
人によって、狂暴とされて
人によって、処分される。

何の為に、命があるのか。
誰の為の、命なのか。

この子たちは、

人の傍でないと生きていけません。
人がいないと生かされないのです。

人によって、どうにでもなる命。

そうであるからこそ
私たちは
もっと慎重に考え限界までふれあい、
命懸けでこの子たちと接していかねばなりません。

【飼育放棄】狂暴です。飼主に捨てられた子の保護時の様子

機関なら保護時の様子ではもしかしたら処分対象になるかもしれなかったゴールデン。

今ではこんなにも回復しました!やはりどんな子も人が大好きなんだと感じます。
トレーニングも順調にこなしてます!

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