【崩壊による保護の一例】

本記事は状況をお伝えする為、ショッキングな写真が入ります。
恐れ入りますが、ご覧になる場合はご注意ください。

私たちのもとには保健所や飼育放棄以外に繁殖引退や疾患、崩壊を理由に繁殖業者(ブリーダー)から保護される子たちがいます。

本日、32頭の子達がブリーダー崩壊にて保護されました。
人側のご事情もありますが、この子達は毛はもつれ、骨は溶け、耳もただれ、体が限界を超えています。

これまでの崩壊現場で到着した時、既に息を引き取っている子や保護された翌日に力尽きてしまう子がいました。
その子達を前に『崩壊は起きてからでは遅い』ということを痛感します。

私たちがブリーダーから保護の際に行なっている頭数及び繁殖制限や予防医療の助言などは業界改善の他、崩壊を防ぐことも目的としています。継続的な対話、改善要求に応えていただける場合はこのようなひどい状況が続くようなことはありません。
しかし現状として、多くの繁殖場がある以上はこういった崩壊の場面に立ち会うこともあります。

保護活動を行なう上で、殺処分ゼロという言葉をよく耳にしますが殺処分数はあくまで行政での数字です。殺処分以外にも人の都合で辛い思いをしている子たちがいます。それが今回保護されたような子達の命です。
現状を放置することによって崩壊や引き取り屋などより悪環境に置かれてしまう危機。それらをなくすために私たちは継続した活動を続けていきたいと考えております。

今回の保護元はブリーダーで廃業を決定されていますが、多頭崩壊はブリーダーのみならず一般家庭でも起こり得ます。
命の責任はどの立場であっても重く、受け入れるべき問題です。

保護した子たちは酷い状態ですが、それでも抱っこするスタッフを優しく舐めて甘えてくれる子もいました。
この子達の優しさに甘えるだけではなく、一人ひとりが命との付き合い方を見つめ直す機会となるよう伝われば幸いです。

この子達はシャンプー等のケアと診察が済んでから順次、里親様募集開始となります。
これからの生涯があたたかくて、『嬉しい』がたくさん詰まった日々となりますように。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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